自民党の山本一太、世耕弘成両参院議員らが25日、党本部で谷垣禎一総裁と会談し、執行部の刷新を申し入れた。
山本氏らが提出した要望書には衆参8議員が署名。鳩山政権がマニフェスト(政権公約)違反や「政治とカネ」の問題などで国民の失望を買っているのに、自民党が反転攻勢できないのは「古色蒼然(そうぜん)とした長老支配の政党」のイメージが変わらないためだとしている。その上で、参院も含めた人事の刷新と、「国民にアピールする人材」の登用を求めた。
谷垣氏は「人事はやるときはやるし、やらない場合もあるかもしれないが、今言うのは良くない」と、どのように対応するかの明言を避けた。同席した大島理森幹事長は「『古色蒼然』というのはワシも入っているのかね」と反発した。
また、山本、世耕両氏はこの日、中川秀直元幹事長や塩崎恭久元官房長官らとともに、公務員制度改革に関する勉強会を開き、政府案への対案をまとめた。各省が天下り先を斡旋(あっせん)した場合の刑事罰を盛り込むなど、麻生内閣当時の法案を強化した。26日の党行政改革推進本部の会合で自民党案として採用するよう呼びかける。
【関連記事】
・
「党は崩壊寸前」 自民5議員、著書で世代交代要求 ・
自民も「執行部処遇が本格化」 参院選へ苦難の谷垣総裁 ・
自民党苦悩の現場 「邦夫の乱」は沈静も… ・
自民・谷垣総裁 続く苦境 「体制強化」表明 ・
揺らぐ自民 川崎氏への非難囂々 「刎頸の友」を切れるか? ・
あれから、15年 地下鉄サリン事件 ・
呼吸ケアチームの認定看護師、「集中ケア」分野など想定(医療介護CBニュース)・
「鳥島などの射爆撃場返還は困難」沖縄防衛局(読売新聞)・
いっそ学校は昼まで…塾通いに補助を(産経新聞)・
NEC、メタボ健診を30歳まで引き下げ(読売新聞)・
非訴訟派被害者も救済へ=裁判と並行、5月までに−政府(時事通信)